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介護現場で働く皆さんには、利用者さんの安全と安心が託されています。介護は「人を思いやる気持ち」「優しい気持ち」が無くてはできない仕事です。
現場は、利用者様やご家族の役に立てるように頑張っています。
しかし残念なことに、ブラック企業があるように「ブラック介護」が存在するのが現実です。
あなたの職場は、「ブラックな介護を行なっていませんか?」日々、現場で「辛さを感じてはいませんか?」
今回は、そんな見るのも辛いブラックな介護を挙げてみたいと思います。
その1、利用者さんに使用する物品をケチる
ブラックな介護 その1は、使用する物品をケチっている場合です。
口腔ケア物品、体位ポジショニング用クッション、リクライニング車いす等、利用者さんの安全と快適な療養に欠かせない物品はたくさんあります。
「明らかに介護に必要な物品をケチるとどうなるでしょうか?」その答えは、利用者さんの安楽が障害され、快適に過ごせなくなるばかりか、介護スタッフの労力が増す結果となります。
介護施設側が、経費削減のため無駄な購入はしたくないと考えるのは当たり前のことですが、度を過ぎるとブラック介護です。
その2、感染対策がずさんすぎる
ブラックな介護 その2は、感染対策がきちんと出来ていない現場です。
施設系、訪問系に関わらず、複数の利用者さんと接する介護スタッフは、感染対策を怠ってはいけません。
うがい、手洗い、マスクの着用を徹底する事は当たり前のことです。手指用の消毒剤を適切に配置し、一つの処置ごとに使用するべきです。
利用者さんの発熱、下痢、嘔吐の発生には迅速に対応し、同じ症状を訴える人が出ていないか調査していきます。
これら基本的な感染対策がずさんな介護施設は、安全管理や職員の健康管理もずさんなブラック介護と言えるでしょう。
その3、未経験の職員ばかりを雇い入れる
ブラック介護 その3は、未経験の職員ばかりを雇ってしまう職場です。
新聞広告、求人雑誌などに「未経験者優遇」「未経験でも稼げる」と強調した広告を掲載し、介護未経験者ばかりを雇い入れるのは、ブラック介護です。
一定数、未経験者が入職してくるのは普通の事ですが、ほぼ全員となると話が違ってきます。未経験者を安い給料で雇い入れ、しっかり教育せずに使い捨てていくのがブラック介護です。
経験豊富な介護スタッフを集める努力を放棄していると言えますね。
その4、サービス残業を強要する
ブラック介護 その4 は、サービス残業を強要される場合です。
ブラックと言えば、サービス残業とイメージする方が多いでしょう。介護業界も例外ではありません。
介護スタッフに特徴的なサービス残業の実態は、勤務時間中にこなせない量の仕事を割り振って、残業させるパターンです。
例えば介護施設の夜勤は、朝は配膳、食事介助、排せつ誘導などで目が回る忙しさです。
早出勤務を付けたり、介護スタッフを増員することなく少人数でこなしていると、患者さんの状態を記録する時間も取れませんね。
結局、記録は毎回残業して書き上げることが慣習になっている、といった事例もあります。
「自分の仕事が終わっていないだけ」と、残業と認定せず介護スタッフを拘束し、業務改善を曖昧にしている場合はブラック介護でしょう。
その5、介護スタッフの腰痛対策をしない
ブラック介護 その5は、介護スタッフの腰痛対策をしていない場合です。
介護スタッフの離職理由として「腰痛悪化」が挙げられます。介護スタッフを続けたいが、腰が痛くて介助できないので辞める人は多いです。
特に未経験の方は、利用者さんの移乗介助時に腰を痛めやすい傾向があります。体の使い方が分かっていないまま、無理な体位で介護実践すると、腰痛を引き起こします。
介護施設は、介護スタッフに対して、腰痛防止の勉強会開催、指導を行い、腰痛で働けなくなる介護スタッフを減らす対策を取るべきです。
職員、介護スタッフの腰痛対策を全くしないのはブラック介護でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ブラック介護5選を取り上げてみました。あなたの職場に当てはまることはありましたか?
本当に良い介護施設は、利用者さんを最優先に考え、職員も大事にしてくれます。
わたしの職場はブラックかも、と不安に感じている介護スタッフの方は、転職について検討してみましょう。
その場合、次の職場では失敗しない為に、施設見学は必須ですし、ボランティアの活用も検討したいところです。
施設見学のポイントや、ボランティアについては、こちらの記事で話しましたので、参考にしてみてください。

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